宿泊でお預かりしていたプリティービションボーイたちが本日帰宅なのでトリミング。
帰宅前にシャンプーというオーダーでしたし、気温もそんなに低くありませんでしたので、お預かり中の散歩は大胆におこないました(笑
彼らも雪はぜんぜん平気らしく、エレガントな容姿のわりに頭からどんどん突っ込んでいくのでリアルスノーマンに変身することもしばしばです
雪だらけになった写真を撮りたかったんですが、お散歩中はなるべく両手が塞がるのは避けたいので我慢
ビションもかわいいですよねえ
しかしいまいちトリミングがわかってない自分でありますので、ショーに足を運んだときや書籍なんかで写真をじーーーーーーーーーーーっと見たりするんですが、やはりその犬種を犬種らしく仕上げるにはスタンダード(犬種標準)を理解していないとダメなんですね
根本がわかっていないと、なんちゃってカットになってしまう・・・・・
もちろん標準書まんまの犬はいないでしょうし、この世に産まれてきたわんこはみなかわいいですが、繁殖などにかかわる場合は犬種標準って大事だと思うんですよね
そこを大事にしないとビションなのにビションから離れていってしまいますし
そしたら犬種なんてなくなりますよね
20年ちかく好きなプードルについてもまだまだ修行の余地はありありです
それぞれのわんこに似合うようなテディも作業のしがいがありますが、ごくオーソドックスなラムやケネルのほうがどつぼにはまることが多いような気がします
ダッチクリップにそこそこ悩まなくなったのは、ショークリップの練習しはじめた頃ですから
とまああれこれこの年齢になってもトリミングについては悩ましいことが未だ多いので、去る2012年7月(去りすぎたハナシですね・・・・)主催者様とうちの先生のご好意で、ビションのオーソリティでいらっしゃる糸井先生の勉強会に参加する機会を得ました
ビションについてだけではなく、犬がどうして人間と生活することになったのか、また基本中の基本、コームの使い方、シャンプー、リンス、トリートメントの役割など、いろいろと一段階も2段階も深いお話を伺うことができました
それぞれの作業の役割というか目的をきっちりふまえて手入れをしていくと、
「シリコンを使ってないのにシリコンでコートされているようなつるつるの被毛になる」
という内容もありましたので、翌日からカットのかたちにはまだまだ難あれど土台となる被毛作りからやってみようではないか!!という気合だけは充分に臨んできたわけです
ビションだけではなく、洗って乾かすのはどの犬種でも基本ですから
伺った内容が風化しないように、なるべくいままでの手クセを控えるようにこころがけていますが、もつれほどきやドライが結構ラクになってきたような気がします
オゾンシャワーや安全で効果の高いシャンプー・リンス・コンディショナー・トリートメント・ブラッシングローション等業務用品は日進月歩で便利になってきていますが、そういったものを取り入れていくことはもちろん、自分の手で行う作業も進化させていきたいなあと思うのでした